2011年2月19日土曜日

Domed PergolaⅢを待つ遺跡風ロックウォール

来週はいよいよ駅に展示してあるパーゴラをここに移す。
塗装してないので、駅で解体後、ここで先ずは塗らなければならない。
それに、石積みの円形壁を土台にするため、その分支柱を切って調整する作業がある。
石壁にはフィカス・プミラが程よく覆ってきた、ここまでくるのに5年ぐらいかかっている。
ちなみに、テーブルの上に乗せられているのは椎茸のほだ木。

2011年2月17日木曜日

Domed PergolaⅢ-Exhibit

ドームパーゴラを手掛けて3回目、以前は森の公園に設置した。これが県の保養施設で充実しているのに人がほとんど来ない。だが、今回はなんと駅前広場に展示、これもアート作品として。
アートで都市の活性化を、といった役所的文句がテーマだが、道行く人は足早にチラ見していくだけ。駅前の小広場は寒々としていてビルの谷間から冷たい風が吹いてくる。日曜日だというのに駅前通りはシャッターの閉まっている商店がちらほら、足行く人もまばら。消費文化としての都市の役目は終わっている。お上の用意した立派な公園にも人は来ない。
これからは一人ひとりが責任を持って緑と文化を築いていかねばならない時代が来ている。
パーゴラ内部から空を見上げると、頂部は五角形の星型に組まれている。上空には黄昏時になれば金星が現われる。Venusは美の女神であり、金星を示しており、その象徴は古代より五芒星になっている。金星の動きが五芒星を描くことで、美意識を地球に送ってくれている。
今回はご丁寧にベンチまで取り付けてみた。
こういうのは子供が座わったり、チョイ掛するのにちょうどいい。
支柱の間に見えるのはポニーの石彫。

他にもアートな作品がパーゴラの周りに並んでいる。それにしても日曜日の日中なのに人があまりいない駅。この地方都市の駅は単なる乗り継ぎ、通過地点になってしまったようだ。
近代的な3Dの建物に拮抗するパーゴラの構造は多次元幾何学構造からなり、6Dから成り立っている。

パーゴラの構造がよく見えるように背景を消してみた。見た目は複雑そうだが、原理は単純になっている(ユニット構造)。今月末にはここから搬出して、我がフォルムガーデンに帰ってくる。
半円形の石積壁に取り付けるのが長年の夢だった。来年にはつるバラを這わせ、花を咲かせたい。バラ歴0年。