2010年12月30日木曜日

石畳の補修

年末になり、フォルムガーデンの前景も整えようと思っていた。
石畳が不ぞろいのままであったので、今回新たな石板を継ぎ足した。厚みは5cmの薄物であったので目地なしで敷き詰めようと思っている。
古い石板は厚みが10cmあり相当重い。ついでに数枚はがしてレベル調整した。そのためこの2日間で腰が痛くなってしまった。
まだレベルを上げなければならない石板が何枚かあり、無理をせず日をおいて片付ける予定だ。
何しろ数年前、巨大なクレーンを入り口につけて15トン持上げたら石畳が相当へこんでしまった。その際、適当にレベル調整せづに直しておいたままだが、今回はしっかりと直しておきたい。

ヨーロッパの田舎道の石畳の目地は相当あいている。それは補修を考えてのことだとつくづく気付いた。補修する際これだけ石板の厚みがあると目地が狭くてははがせない。

2010年12月28日火曜日

乗馬

馬ふんをいただいている乗馬教室から誘いがあり、その際久しぶりに馬に乗った。
食事前の20分程度だが、すっかり体が温かくなった。
昔は毎週乗っていたが、今はすっかりごぶさたで、年に1回岡崎で家康祭りの際に準備と本番の馬慣らしで乗る程度。そのため、今日はその2日後で筋肉痛がひどくて歩くのにぎこちない。
筋肉痛といっても、普段この文明生活ではあまり使わない筋肉で、バランスを取るための内側の筋肉だ。
かつて人馬一体を目指していたが、自分ではほどほど乗れる程度で消化したつもりだ。ある程度進むと技を上達することの目的が薄れてた。それで続かなくなってしまった。しかし何よりも馬と出会うことで、動物と意思疎通することを学んだ。
馬と私の横顔
日本の馬は、競い合う人間社会で生まれて競馬馬として育つが、引退後生を全うするのは乗馬クラブのわづかな馬である。自然界では逃げることで生き残ってきたが、今の時代は人間と共存でしか生き残れない。それも人間中心の娯楽と欲の犠牲となっている。
そのような時代ももうすぐ終焉を迎える。

私たちは動物が知性を持っていることにおおよそ気付いている。しかし、われわれ人間とは別に進化した魂があるこには気付いていない。
乗馬教室に来る近所の小中学生



2010年12月21日火曜日

レンガを敷き詰める

炭の埋設から3週間後、レンガを敷き詰めた。
焼締レンガ700丁に通常のレンガ300丁を使う。

作業で荷重や衝撃のかかる中央部は焼しめレンガを使い、その周辺は通常のレンガでを混ぜておいた。円形の輪郭に調和するため、敷き詰め方は四方放射状(マンダラ)のパターンで収めた。
レンガの敷き方や、種類は豊富にあり、それは主に用途によるものです。

今回の様に庭の雰囲気を引き立てつつ作業場にするには、デザインも重視だが機能も同様に重要です。
平行敷きの目地なしが一番簡単だが、その上で衝撃のある作業を行なうなら、目地は6mm以上は取り、カラ目地で行なわず、しっかりレンガをぬらしておきながらモルタルを流し込むことをお勧めしたいです。
全体で約20㎡、最初から明確なデザインもなく、時期をへだてて3箇所に分けて行なったため材料に統一性がありません。レンガは全部で5種類用いています。特に赤いレンガは、3種類をかなり混ぜて並べたので、そのまだらの色調が庭を大変生き生きとさせてくれます。
今回、このように種類の異なるレンガを混ぜるとデザイン的に良い点もありますが、逆に大きさが微妙に異なることもあり、その点目地の幅など適当になってしまいます。それに厚みも異なっており、そうなるとレベルあわせで、私のように難儀をする羽目になってしまいます。
レンガの大きさだけは統一しておいたほうが良かったです。

2010年11月25日木曜日

炭素埋設

今年の4月中旬より取り掛かった炭の埋設、ようやく完了した。
穴を1メートル掘るのも大変だったが、炭を埋めるのも簡単ではなかった。

何しろ直径1メートルの深さ1メートルの穴に30cmの炭を埋めるのに約100キロの炭を必要とした。
格安の炭が手に入ったので良かったが、そうでなければ自分で炭窯でも築いて炭焼きでもしようかと考えていた。何しろ普通の備長炭だとそれだけで3万円以上かかってしまう。
私が購入した炭はキロ100円。炭の材はインドネシアの広葉樹。このくらいが価格的にも質的でもちょうど良いと思う。
ホームセンターのエンチョウで購入。この炭を15キロづつ穴に入れ、そのたびごとに踏みしめて足で砕く。砕きやすいようにその度ごとに水を継ぎ足す。砕かれた破片が炭材のすき間に入り込んで密に詰めることができる。南方材なので木の生長が早いのだろう。日本のどんぐりの木の炭に比べて柔らかい。それが利点でもある。
埋設用の炭は、あらかじめ砕かれた屑炭で充分である。ただ手に入れるのは容易だろうか。その方が安価なのかもしれない。

足踏みしながら炭を砕き、炭棒のすき間を埋めていく。
炭素埋設は6か月~1年ぐらいでゆっくりと地磁気の安定化が終息していきます。

これからが楽しみですね。

後日調べてみると粉末状の竹炭などとても高価なものだ。埋設作業一式で数十万もする。加えて風水や気功など信じにくいものも混じってアピールされている。
これは相当入れ込んでいるか、信じ込みが深刻でなければできない。
突き棒で突き固める


2010年11月22日月曜日

バラの大苗植え

ここ数日かけて、ドームパーゴラと石積みの壁を飾るためのバラの大苗を植えた。
粘土質のこの土地は穴を掘るのに重労働だった。シャベルではとても掘りおこせず、つるはしを使ったほどだ。

とりあえず、入り口から
フォルムガーデンの入り口
トレリスをつたう植物はハーデンベルギア
まだ植えてから1年ほど、来年には美しい紫の花を咲かせたい。

入り口左側は石積みの壁。
半円を描いて立つ壁は半分は蔦で覆われている。
蔦はフィカスプミラ(おおいたび)。
このプミラの成長は大変ゆっくり。石壁の半分ほど覆うのに5年ほどかかっている。だが、ゆっくり成長する植物と向き合うほうが本当は人間にとってプラスだと思う。人は早く結果を求めたがる。限られた人生だから楽しみたいのはわかるが・・・
その壁の左隅につるアイスバーグを植える。
間知石が余っていたのでベンチでも据えようかと考えている。

石積みの壁の反対側は円形のレンが敷き。
その外郭を瓦で放射状に敷き詰めてある。
ここにドームパーゴラを設置して、つるアイスバーグで覆われた緑化ドームに仕立てるのが夢。

現在は森の公園に設置してある。
詳しくはこちらのサイトを参照


その反対側にも石積みの壁があり、こちらの壁も円を描いてはいるが4分の1ほど。
ここにはローゼンドルフシュパリースホープを飾りたい。
青い石壁に緑の葉、それと対照に柔らかな淡いピンクのバラが美しく際立つだろう。

この庭は東西両サイドに石積みの壁があり、南側にコンテナー倉庫、北側に事務所兼アトリエがある。
冬はこの石壁が強風をさえぎってくれるが、夏は風通しが悪い。
来年にはコンテナーを移動して南側からの風を庭に入れたい。

2010年11月13日土曜日

馬ふんの堆肥作り

堆肥を作るのは手間がかかると思い、今まで袋ごと買ってきていた。しかし、バラの堆肥となるとは私にはとても高価であり、市販物はふんだんには使えない。近所の乗馬教室(ルマ・クレタ)に行って、軽トラいっぱい馬ふんを積んでもらってきた。自家製でやるしかない。

野積するほどではないので以前から使っていたの大型のポリ鉢に入れることにした。
枯れ葉・油かす・骨粉・馬ふんを何層にも積み重ね、そのたびごとに踏み固め鉢いっぱいにした。その上に、EMで培養した米のとぎ汁(ペットボトル一本)をふりかけておいた。

周りはキウイのつる棚を支える柱

このくらいの大きさのポリ鉢がちょうど良い。軽い上、移動しやすいし、小規模な範囲で堆肥を作るなら手ごろで場所もとらない。ただ、ポリの場合紫外線には弱いので、できる限り日の当らないところに置いておくべきだろう。

2010年11月7日日曜日

苗を植えつける(モッコウバラ)

昨日作っておいた堆肥に掘り起こした土を半分ほど混ぜてモッコウバラの苗を植える。
村田晴夫さんの本をよく読んでみると、50cmの深さに掘って植えるように書いてあった。
だが、25cm程度掘ると土の栄養分が良いのがわかる。
以前ここに牛糞をたっぷり混ぜておいたのを思い出した。
掘った場所は以前砂利で埋まっていたが、昨年の秋、石垣で土留した際に新たに土を入れた所だった。
ここにモッコウバラをポットから出し、若干根をほぐして直接植えた。
どうも一般のバラの大苗とは違うようだ。根っ子を水に一日浸しておくと本には出ていたが、それは接木されたものだけなのだろうか。この苗は株分けされているもので接木などされていない。新苗というものかもしれない。
植えた場所は画像の中央、白い札の見えるところ。
これがコルゲートのシェルで、こうして下から眺めると量感のあるものだ。
どうやってつるを誘引していこうか。今はまだ皆目わからない。
だが、5年もしたら、前面つるに覆われ初春には白い花が一面に咲きほこっているだろう。

2010年11月6日土曜日

土作り

同様のパーゴラにはつるアイスバーグ
直径・高さ3m
昨日は薔薇の苗を買った。
一つはパーゴラ用につるアイスバーグを、もう一つはアトリエの屋根を覆うためにモッコウバラ(白)だ。
村田晴夫さんの本を読んだりして、ずいぶん検討したがこの辺が最初の内は妥当だろう。薔薇もこれがベストという世界ではない。たぶん手をかければかなり選択肢は広がるだろう。このあたりライフスタイルに合わせればいいと思う。

あと、贅沢を言えば六角形の蜂の巣窓のフレームを飾るつる薔薇もほしい。
フィリス・バイドスパニッシュ・ビューティー、どちらも通販でしか手に入らないようだ。

アトリエのコルゲートシェルにはモッコウバラ
幅5m・長さ6m
ハニカム窓にはフィリス・バイド(南側)
もしくはスパニッシュ・ビューティー(北側)
高さ3m
今日は朝から土をつくるために油かすに骨粉・ピートモスを探しに行った。これも村田晴夫さんのお勧めだが、一応素直に買っておいた。

午後から穴でも掘ろうかと思っていたが、その前に土をつくらなければと気付き、馬糞があったのを思い出した。
今年の夏、近所の乗馬教室の馬を世話したときついでに馬糞(ボロ)を持ってきてコンポストに入れておいたのだ。その際、EM菌も混ぜておいた。これはバラには最高の栄養になる。
BIESEのベストセレクション「輝くバラたち」に掲載されていたが、バラの土作りで注目を集めているそうだ。五年前の出版だから、すでにロゼリアンには一般的なのだろう。
しかし、ありがたいものだ。求めていたものがすでに手元にあるとは。

早速コンポストを空ける。一番下の方が良くできている。残り大半はまだ杉(おがくず)のセルロースが分解されていないので、畑にあった腐葉土に買って来た油かす・骨粉を混ぜそのあとEMのとぎ汁をかけておいた。来年の春にはセルロースも分解されて程よい堆肥となっているに違いない。その時はバラ好きの友達にも分けてあげよう。今から楽しみだ。

2010年11月1日月曜日

ノスタルジックとの訣別

バラ色の人生からはほど遠い。だが、地上に本当のバラを植え育てれば、せめて気分だけでもばら色に染まるだろうか。
バラをイメージすることさえできれば、ばら色の人生が待っているという。

瞑想で何度かイメージするが、やはり手に取って愛でなければぼやけたままだ。

アトリエの庭はノスタルジックガーデンといっていいかもしれない。なんとなくケルト人の記憶が残っているようだ。石積みの壁が緑に滴り、ところどころ花が出て植物と一体化している。

これからは、ノスタルジックにしたるよりも何か華やかな記憶が蘇る気がしてならない。

さあ、これからバラを植えよう。