2018年11月25日日曜日

薪ストーブに切り替えて10年

薪ストーブに切り替えてもう10年はたつだろうか。石油ストーブでペットの猫の調子が悪くなり、思い切ってやめたのがきっかけだった。
動物は人間よりも先に前兆を示してくれる。
灯油の燃えた残りカスは空気の中に混じり無色透明で見えないが石油の一部となって身体に染みこむか吸い込むことになる。短期的に問題がないように思えて長期的には健康に影響がでているが、気付かないほどに関連性がほとんど知られていない。


石油ストーブはなかなか捨てがたかった。薪が手に入らなかったらどうしよう、という不安があって断舎利するにはかなりの抵抗があった。それよりも石油が無くてもどうにかしようという意志の方が大切だと気付いて思い切って捨てられた。


テレビを捨てるときも決断がいった。そういう場合、依存症になってる自分の意識に人は気付く。
砂糖・小麦粉を断舎利するのはもっと時間がかかり難しかった。最終的には身体に異変がおきてきてようやくやめることが出来た。
この手の人為的に精製や遺伝子組み換えが当たり前になってしまっている小麦には天然成分が依存症を持続させる成分へと変異しているから並みの意志では絶つことを難しくしている。


人は何かに依存しがちである。
権力や体制・組織。
それらは自分よりもパワーがあると思い込まされて、ある意味あがめてしまっている。
「金」も同じように依存症に陥りやすい。
自分には金ほどパワーがないと思い込まされがちだ。


要するに、劣等意識が心の底に充満しているから人は自分より上の存在を作り、その存在に身を任せてしまい、依存症からぬけきれないでもがいている。自分より上の存在を作ることで同時に下の存在もセットで引き寄せる。つまり劣等意識と優越意識は同じ次元の意識で起こるのだ。


人はこの劣等意識を断舎利すべきなのだ。そうでなければ様々なもがきが続くことになる。依存しているものを克服するには、一切の関係を絶つ決断を迫られる。
何か事が起きてから、慌てふためいて止むに止まれず行動に移すのが怠惰な人間のパターンであるが、それでは意志と直感が育まれない。


事が起きる前に察知して切断する決意が人を劣等意識から開放させる。