2018年7月17日火曜日

センダンの防虫液をつくってみた

センダンは、沖縄で衣類の防虫などに使われてきたといいます。
本土でも、葉は肥料、殺虫剤または虫下しに用いられてきました。
センダンの成分

このセンダンと兄弟関係にあるのがインドセンダン(ニーム)です。
インドではハーブとして民間療法に盛んに使われています。
ニームはインド原産のインドセンダンという植物です。この木のアザディラクチンという成分が昆虫の幼虫の脱皮や羽化を妨げる効果があります。一方 木のどの部分を噛んでも苦く、現地では虫よけの木として畑などに植えられています。この葉を食べた虫は食欲がなくなり餓死するため、インドでは畑の回りを囲むように植えて虫除けに利用しています。バッタ、ハエ、蚊、アブラムシ、ハダニ、スリップスなど約200種類の昆虫に効果があるといわれています。また薬草としても有名です。国内での使用例として、家の入り口付近に2鉢ほどを置いておくと家の中に蚊が入ってこない、生ゴミ置き場に植えておくと、ショウジョウバエが出ない、などの例があり、ゴルフ場など公共施設にも植えられています。但し、もともと熱帯性の植物のため、国内での戸外での冬越しは難しく、沖縄等の暖地を除き冬には枯れてしまいます。
インドセンダンと日本のとはほとんど見分けが付きません。
ただ、日本の方は実に有毒成分が含まれているので、注意が必要です。

私の直感では、日本の方が薬効成分としては強力ではないかと観ています。というのは、日本ではセンダンが忌み嫌われた歴史が長く、その薬効的価値が広まらず、農村部でのみ虫除けと使われていたに過ぎませんでした。そのせいで民間療法にまで発展してきませんでした。しかし実に毒性があることは葉や茎などは毒性が低くくむしろ薬効性が高いのではないかと観ているのです。


当然先日の投稿に載せたように、センダンには抗癌作用があることが分かってきました。

まだセンダンに関しては未知の効用や活用があるものと私は観ております。そのヒントはたぶんインドのニームによる民間療法にあり、先を行っているので追いかけてみるのが良いでしょう。

本日は、センダンの効果を早く実感してみたいと思い立ち、センダンの木を探しに近所の田園地帯を探索に出かけてみました。

じつは大量に葉っぱを刈り取って煮詰め、蚊よけスプレーを試してみたかったのです。
畑や田んぼの脇にもあったが、道路わきに見つけた。
車の荷台から木に登って剪定をする。

ダーチャに帰って枝から葉っぱを選別。
まだ倍以上沢山採ったのでログハウスやアトリエのあちこちに吊るす。

鍋にたくさん葉を入れて煮込むこと10分
レモングラスのお茶と同じくらいの色。

煮出した液にはまったく香りがありませんでした。
味といえば、若干苦い程度ですが飲みにくくはありません。そんなに濃く出てないのでしょうか、味も濃く感じませんでした。こんな程度で効果が期待できるのかどうかと思います。

手始めとして、猫から実験することにしました。
飼い猫は2匹、一匹はまだ子猫で捨てきれずにそのまま居ます。食べるとき意外ほとんど外ですごし、部屋に入ったり出たりを繰り返しているので、何度水に漬け込んでもノミをくっつけて来ます。子猫には沢山ノミがいるので、市販の薬や首輪も考えていました。
先ずは、この煮出した液をタオルに浸して全身を湿らせて見ることにしたのです。

結果は明日まで待って、ノミが退散しているかどうか見てみます。

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