2018年7月14日土曜日

センダンの葉で防虫駆除対策

 センダンの木は子供の頃から目にしてました。たいていは畑の脇に植えられている珍しい木ではありませんでした。
私がこの木を良く知ろうと思い立ったのは、一昨年ツリーハウスをこの木の上に作っていた頃でした。

 別名「獄門の木」とも言われ昔は敬遠されていました。そのせいか印象の悪いイメージを引きずっているのか、今でもほとんどガーデニングやハーブなどには用いられていません。庭木にするには成長が早すぎるし、大木になるのですが、あまり材としても用いられてきませんでした。

 「獄門の木」の由来は、その昔処刑場でさらし首を乗せておく台にこの木が使われたところから来ています。
この木にはハエが寄り付きにくかったからだそうです。

中国では、この葉を楝葉(れんよう)といい、鎮痛薬及び駆虫薬とし、花を楝花(れんか)と呼んでノミやシラミなどを駆除する殺虫剤あるいは除虫菊と同様に燻蒸して蚊を殺すのに用いられています。
また実は煎じて飲み薬にしている

 ところが近年にいたって日本の沖縄で、「センダンの葉から抽出した成分によって、がん細胞が自らを分解する自食作用を促すことを突き止めた」という研究結果が発表されました。

センダンの抗がん作用を解明

 最近ではその有効成分だけを抽出したエキスが健康食品として利用されています。なぜか、ネコや犬に癌ができたときの薬として販売されています。
ただ、センダンの実には有毒な成分が含まれているので有効成分だけを抽出しているそうです。
有毒な成分は嘔吐や痙攣・心臓発作などを起こします。
しかし私の見る限りツリーハウスを作る際に刈り取った実のついた枝葉を馬が美味しそうに食べていましたが、その後おかしくなった様子は見られませんでした。

 私はこれら関する情報を精査する中、必要以上大量に摂取しなければそれらの症状が起きないだけで、人間が容易に摂取でき効果も得ることができると直感で気づきました。
なぜなら製薬業界・厚労省からの間接的弾圧と潰滅を避けるため、容易に人間用の薬として販売・開発できない背景があることは他の事例でも明らかです。
ましてや民間薬として安価に販売され効果と実証が知れ渡れば、抗がん剤の必要性が薄れてきます。
業界としては健康補助食品としての利得もありますが、それと兼ねて容易に「びわの葉茶」のような民間薬として出回らないための牽制・脅し文句として、毒性を強調しているのではないかと私は睨んでいます。

 さて、いきなりセンダン茶を作りたいところですが、一昨年ダーチャの中央に苗木を植えたばかり、今日は思い立って枝を1本切り取って防虫駆除に使ってみることにしました。
なんでも、四国のある地方ではセンダンの木を屋敷から離れたところに植える風習が昔からあったそうです。
そうすると蚊や虫が家に寄り付かないからだそうです。
そのことは実感として一昨年ツリーハウスを作っていたとき一匹の蚊にも刺されなかったことで分かりました。そのセンダンはかなり大きく成長していたので木の周り数十メートルにその効果を発揮していたように感じました。

 このたびセンダンの活用法として考えたのは、タンスや引き出しに衣類を収めておくために使う防虫剤のナフタリンに替わるものです。
ナフタリンの毒性についてはネットで出回っており、白血病を引き起こす恐れがあるとのことです。真偽は分かりませんが、あの匂いはなんとなく農薬の匂いに近いものがあります。いずれにせよ殺虫剤同様化学兵器の副産物からできたものに違いはありません。
私は2年前からナフタリンをやめて、昨年は銀杏やユーカリの葉をためしました。どちらも効果がありますが、今年はセンダンで行なってみます。
葉っぱを入れる袋はシンクの排水口用の不織袋

一作日届いたフードシーラーを今回で始めて使う
簡単に密着できた。

他にネット袋でも試してみた。
これもうまくいった。
残った小枝は歯のプラークを取り除く楊枝として使える。
インドでは一般的に使われている。

来年の衣替えの時期には自家用以上に沢山葉をつけているので、これもパック詰めにして販売していこうと考えています。



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